ことこと列車は、レストラン列車に特化した車両として、400形401号車(1号車)、402号車(2号車)を改造して生まれました。
デザインは、JR九州の「ななつ星in九州」など数々の観光列車を手がけられたドーンデザイン研究所代表の水戸岡鋭治氏によるものです。
車体は深紅のメタリックで沿線の風景が映り込むよう、全つや鏡面磨きとし、天候によってさまざまな色合いを見せます。また、車体のあちこちには、さまざまなパターンの「ことこと列車」のロゴがちりばめられています。
車内は、従来のシート、内装をすべて撤去し、大型のテーブルを備えた2人掛けと、4人掛けのボックスシートを設け、2号車には2人掛けソファーシートもあります。2両編成での定員は48人となります。
床には幾何学模様の寄木を敷きこみました。パーティションや窓の目隠しには福岡県の伝統工芸である「大川組子」をふんだんに使用しています。天井にはドイツ製のガラスを組み込んだステンドグラス。客室全長にわたるステンドグラスは日本国内では初めてといわれます。車内随所にはショーケースを設け、沿線の特産品を紹介しています。
1号車には、厨房を設け、レンジ、IHヒーター、冷蔵庫、コーヒーメーカーを備えます。
401号車(1号車・直方寄り)

402号車(2号車・行橋寄り)

ことこと列車 外観・ロゴ
ことこと列車 車内レイアウト
401号車(1号車)

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4人掛けテーブル席 -
2人掛けテーブル席 -
組子とすだれ -
厨房 -
床の寄木 -
402号車(2号車)

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2人掛けソファ席 -
2人掛けテーブル席 -
4人掛けテーブル席 -
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大川組子のパーティション
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「ことこと列車」は400形を改造して生まれました。とくに401号車は、ラッピングを含め、今回が4回目の「お色直し」となります。
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「なのはな号」時代
2009(平成21)年4月8日運行開始
~2016(平成28)年11月 -
初代「日立マクセル号」時代
2016(平成28)年11月19日
~2017(平成29)年3月 -
2代目「マクセル号」時代
2017(平成29)年4月22日
~2019(令和元)年10月