「炭都物語号」として活躍してきた410号車は、2017(平成29)年12月17日より「つながる号」に生まれ変わり運行開始しました。

デザインコンセプト

車両のデザインは、それぞれの地域や県全域で愛されているキャラクターたちと平成筑豊鉄道のキャラクター「ちくまる」をあしらい、鉄道と地域が同じ想いをひとつにしてつながるようすをモチーフとしています。また、その想いひとつひとつがお花となり、未来につながっていくようすをお花のモチーフで表現しています。

テーマカラー:紫

遠賀川や今川をはじめとした沿線各地に咲き誇るコスモスをイメージし、感性豊かに未来を創造する力を表しています。

ネーミング

「つながる号」

・未来に向けて「つながる」

・直鞍・田川・京築を「一つにつなげる」

・お客様と鉄道を「つなぐ」

列車がつないでいく想いをネーミングに込めました。

ラッピングされているキャラクター 

「炭都物語号」時代の410号車

2009(平成21)年12月14日運行開始~2017(平成29)年10月 

 当社の伊田・糸田・田川線は、いずれも石炭輸送のために敷設されたもので、石炭産業の興隆がなければ平成筑豊鉄道も存在していなかったともいえます。
 黒いダイヤと呼ばれた石炭の黒をベースにした車体には、かつての「炭都」筑豊の風景を描いたラッピングを施し、車内には炭鉱労働者の生活を描いた山本作兵衛氏の絵画レプリカを展示するなど、今、忘れ去られつつある郷土の歴史と遺産を内外に再認識していただくとともに、学習や観光での利用もできる車両として活躍しました。